割安な料金でレンタルも可能

高齢化時代に注目される階段昇降機

高齢化に伴い、マイホームをバリアフリー住宅に改修するお宅が増えています。バリアフリーといえば、段差を解消する、手すりを取り付ける、床を滑りにくくする等の改修がポピュラーですが、最近注目されているのが階段昇降機です。階段昇降機とは、椅子に座ったままで階段を昇り降りできる装置です。これを使うと、高齢で足腰の弱っている方や、障がいがあって歩行が困難な方などが、1階と上の階をスムーズに移動することができます。
階段に設置されたレールに沿って昇降機がゆっくり移動するため、介護する側の肉体的な負担も大きく軽減できます。階段昇降機には、大きく分けて椅子型と、車椅子型の2種類があります。さらに階段のタイプによって直線階段型と曲線階段型があり、屋外まで出られるタイプもあります。
購入する場合は、椅子型の直線階段型で50万円以上、曲線階段型で100万円以上の物が多く、車椅子型はさらに高額になりますが、割安な料金でレンタルを行っているメーカーも多数あります。現在、階段昇降機(可搬式を除く)は介護保険の適用外ですが、バリアフリー支援として助成を行う自治体もあるので、まずはお住まいの自治体に問い合わせてみるのをお勧めします。

介護保険でのレンタル階段昇降機

数年前に階段昇降機がレンタル項目に入った時、ケアマネジャーをしていた私ははじめ「やったー」と思いました。当時担当していた地域には、一時期のはやりだったのでしょうか、一階がガレージ、二階三階が居住スペースの縦長な家が並んだ地区が何箇所かあり、それらに住んでいる方の高齢化が進んでいたのです。家の中やスーパーなどの平地は自力で歩けるのに、一階に降りる階段の昇降が難しいために外出ができなくなるといった問題が出てくるのは明白でした。
まずは実際に使えるのか当時担当していた一階ガレージ家屋の方の協力もいただいて、福祉用具担当者から説明を受けました。結果、私が将来的に階段昇降機が使えたら良いと思ったような家屋は、のきなみ階段幅や踊り場スペースが設置するのに十分な広さをそなえていないと言われがっくりきたのを覚えています。またギリギリスペースがとれる家であっても、スロープや手すりと異なり、取り付けの手間や取り付け後の階段周辺スペースの狭小感は否めないとのことでした。
他にも色々設置には条件があり、私はレンタルでプランを組むことはありませんでした。駅や公民館に設置したいのではないのです。日本のこじんまりとした家屋で、介護者も介助者も気持ちよく安全に使用できる昇降機は開発されないものかと当時も今も切に願います。